11月の文化祭に、スィートサンのグループが踊る「プア・イリアヒ」に
マイレのことも出てきます。
踊るときには「ピカケとマイレ」のレイをかけるので、
マイレのことを調べてみました。
マイレの花の大きさはわずか0.4~0.6cm。近づかないと花弁の形もわからないほどです。色は淡緑色または淡黄色で、花が終わると黄緑色の実をつけます。この実は熟すと黒っぽい緑色になります。花よりずっと大きく、1.5cmほどになります。葉は輪生と言って茎を取り囲むように放射状につけます。葉は滑らかで光沢があり、裏側は細かな毛(繊毛)が生えているため、少し白っぽく見えます。
マイレは花が小さく、葉も大きな特徴がありませんから、森のなかでは目立ちません。しかし、葉と茎を潰したり剥いたりすると出る白い樹液にはバニラのような芳香があり、ハワイでは古来から結婚や受勲など重要な儀式の際や、大切な人に捧げるレイの素材としてツルのついたマイレの葉を用いました。
マイレは花が小さく、葉も大きな特徴がありませんから、森のなかでは目立ちません。しかし、葉と茎を潰したり剥いたりすると出る白い樹液にはバニラのような芳香があり、ハワイでは古来から結婚や受勲など重要な儀式の際や、大切な人に捧げるレイの素材としてツルのついたマイレの葉を用いました。
この樹液の正体はアルカロイドという物質で、マイレが属するキョウチクトウの仲間(プルメリアなど)には必ずあります。一般にこれらの樹液は毒性があります。マイレはそれほど強い毒性はないものの、目や口に入らぬよう注意は必要です。
マイレと神話
マイレは、フラの女神として知られるラカのシンボルです。女神ラカは意のままにマイレを動かすことができたと言われています。
また、ライエイカワイという神話には5人(5種類)のマイレが登場します。「か弱いマイレ」を意味するマイレ・ハイ・ワレ、「小さい葉のマイレ」のマイレ・ラウ・リイ、「大きな葉のマイレ」のマイレ・ラウ・ヌイ、「香りのよいマイレ」のマイレ・カルヘア、そして「丸い葉のマイレ」のマイレ・パーカハです。マイレ・ラウ・リイはヘイアウ(神殿)に捧げられる植物のひとつですが、このマイレは香りが長持ちすると言われます。
(アロハかわら版より)
(アロハかわら版より)